割と前回から続いているような内容。
経緯を知っていると理解が深まると思うのでよろしければ前回の記事も是非。
今回は購入したPCでベンチマークテストを行ってみたところ個人的に面白い結果になったので記事にしてみた次第。
・そもそもベンチマークテストとはなんぞや?
分からないならWikipedia。
コンピュータシステムのハードウェアやソフトウェアの性能を測定するための指標のことを指す。ひとつあるいは複数のプログラムを実行した結果をベンチマークスコアと呼び、ある対象に関する相対的な性能を表す指標として用いられる。また、ベンチマークスコアを測定するための特別なプログラム(ベンチマーキングプログラム)自体をベンチマークと呼ぶこともある。
というのが「ベンチマーク」についての説明。
今回そのベンチマーキングプログラムを使ってテストしていくよ〜ってわけ。
・比較対象を用意してみた
かつて大学の講義で「パソコン製作演習」を履修していた事があり、実はその時に製作したPCのベンチマークテスト結果がまだ残っている。
ちょうどいいのでこのデータと比較してみようじゃないのという試み。
以下にシステム構成をざっくりと示しておく。
メモリ DDR4 4GB×2
HDD WESTERN DIGITAL 4TB
グラフィックボード 無し(CPUに内蔵されているもののみ)
購入したPCのシステム構成は前回の記事に詳細が載っているのでそちらを確認していただきたい。
構成のみで比較してみると、CPUは世代がひとつ異なりマザーボードは共通のものが使われている。
メモリは同じ8GBだが、4GB×2と8GB×1の違いがどのような形で数値に出てくるかが気になる所。
ハードディスクは容量ではなく読み込み速度を計る為、SSDがついている購入したPCに軍配が上がるのではなかろうか。
グラフィックボードの有無はかなり大きい。どこまで数値に差が開くのかが見所だ。
・測定の前に
今回比較が関わってくるので条件を同じにするため、演習の際に使ったフリーのベンチマーキングプログラムを探してきた。
それがこちら。
そして、これを用いて測定を行った演習時のデータがこちら。
直撮りで申し訳ない。当時スクリーンショットを撮ったはずだが、生憎他の端末に移動はさせていなかったようで手元に残っていないのだ。
では各項目について簡単に説明をしておこう。有識者には不要かもしれないが。
Mark…PCの全体性能
ALU…CPUが整数演算をする時の性能
FPU…CPUが浮動小数点数の演算をする時の性能
MEM…メモリの書き込みと読み込みの速度
HDD…ハードディスクの性能
GDI…グラフィックのトータル性能
D2D…ダイレクトドロー(2次元、平面の描写)の性能
OGL…オープンGL(3次元描写)の性能
といったところだろうか。
・a_ということでこれじゃあ測定していこう
描画の測定画面結構頭おかしくなりそうな感じなので皆も是非やってみよう。
結果がこちら。
実はあんまり変わんないんじゃないかな〜とか思ってたけどこれがなかなか違うね。ていうか違わなきゃダメか。
では順を追って見ていこう。
Mark…まさか10万も変わってくるとは。まあ大体は描画性能の差かな。
ALU…2万違い。ひとつ世代が後になるだけでだいぶ違うね。
FPU…1万違い。同上。
MEM…1.2万程の違いで演習のPCの方が高い。やはり同じ8GBでも4GB×2の方が処理が早い事が分かる。いつかは増設したいものだ。
HDD…だいたい2万ほどの差。SSDだとやっぱり結構な差が出る。
GDI…2千程度の違いしか出ていない。後述の2つは結構な差なのになんで?(素人発言)
D2D…約2万の差。グラボ積んでるんだからそりゃ差がつくわ。
OGL…4万程の差が。2D以上に3Dの方が差がつきやすいんだねやはり。
・まとめ
まあ興味本意で測定しただけで知識もそんなにある訳じゃないからだからなんだって話なんだけど。
なかなか面白い結果でしょう、予想を裏切らないスコアというか。
これを見ている皆も、手元にパソコンがあるなら試してみてはいかがだろうか。(予想してから試すと尚面白い)
それでは今日はこの辺で。