※ネタバレを含むのでまだプレイ途中の方や未プレイでこれからプレイする予定のある人はまだ見ない方がいいです。ていうか余計な先入観を与えたくないので是非見ないでください。
ああ────気がつかなかった。
今夜はこんなにも
月が、綺麗──────だ──────
こんにちは。久しぶりですね。
なんか今夜は中秋の名月で、かつ満月とのことなので公開タイミングを合わせてみました。
ということで何の話をするかというと、タイトルにある通り、『月姫-A piece of blue glass moon-』を全クリしたので感想について語っていこうかと思います。
ちなみになんであっさりめな感想かというと、シンプルに深く語ると長くなるってだけです。
長い文章とかそもそもあんまり書けないので…。
あとは気が向いた時に別記事で項目別に細かく語ったりできるから。
まあそれはさておき、
いざ参ろう。
ちなみにトロコン前提で話すんでそこら辺もよろしくお願いします。
総合的な当たり障りのない感想
買ってよかった待っててよかった。
自分がTYPE-MOONワールドに没入するキッカケとなったFate/Zeroの再放送からはや6年ほど。あの時からFateシリーズを追い、空の境界を読み、そうして『月姫』という、伝説の始まりがあることを知った。
コミカライズ版が再販してくれたので、すぐに読みその一端に触れた。リメイクがさらに待ち遠しくなった。
本当の古参の方々からすれば大したことない期間ではあるのだが、それでも待ってて良かったと、そう思える仕上がりで大満足です。
強いて言えば、発売までに原作をプレイして比較しつつ味わってみたかったなぁという心残りがほんの少しだけ。同じ比較でという点で言えば魔法使いの夜(※)と演出面での比較もしてみたかったかも。
あとこれは100%自分のせいですが、予約するのが遅すぎて発売から6日間待たなければいけなかったのが非常に辛かったです。
※魔法使いの夜...2012年に発売されたTYPE-MOONのビジュアルノベルゲーム。シナリオを奈須きのこ、原画をこやまひろかずが務める。略称は「まほよ」。
演出面の感想
自分が触れたTYPE-MOONのノベルゲーといえばvita版のレアルタとホロアタくらいなものなので、全然比較にならないくらい凄かったなぁ...っていう印象になってしまった。まほよとか持ってたらちゃんと比較できたのだけれど。良くなってるのか悪くなってるのかどうかすら分からない。あと普段からノベルゲーとかやらないから他社との比較もできないのがね...(強いて言うならシュタゲくらいか)
もう少し具体的な話をしましょうか。
SNやホロアタの時はどうしても「絵にエフェクトをかけてます感」が拭えなかったけど、今作を見ているとそれはもう「アニメかよ!」ってくらい物凄く動く。躍動感のあるイラスト、ではなく文字通り躍動してる。圧巻。それに声優の方々の演技が合わさって本当にアニメでも見ているんじゃないかって感覚になれる。
あとは武内御大、こやま御大含むグラフィックチームの仕事量たるや。本当にありがとうございますお疲れ様です。
シナリオの感想
アルクェイドルート
コミカライズ版という名のガイドラインの記憶を頼りに進めました。これが結構当てになる。見返しておいてよかった。
ヴローヴ戦の作戦会議見てて「あ~完全に倒し方までネロ・カオスと同じになるんかな」と思ってたら全然そんなことなかった。多分原作勢裏切りポイント。
あと9章の夜。あそこでアルクェイド優先すると死ぬんすね。しかも次の日。コミカライズ読んでてよかった...
デートの行先。後からでもいいから絶対真ん中の選択肢見て!重要よ!!
エンディングは変わらず。今のイラストで見ることが叶って嬉しく思います。
シエルルート
いよいよコミカライズのアシストが使えない未知の領域。とはいえそれは誰にとっても同じですが(大きく作り直しているらしいので)。
あとキスシーンのイラストとかないのって格差ですか???ちょっと泣く。
ノーマルエンド
これは好みが分かれるのでは。
こっちの方が感傷を刺激してきて非常によかった、とTwitterで有名なあのイリヤアイコンの人も言ってますね。HFのノーマルとトゥルーで好みが分かれるのと似てる。
泣けるかどうかで言ったら自分もこっちの方が泣けましたね。別れというのは辛いものです。ただ別れるから辛いのではなく、互いが互いを思うが故の別離というのが何とも心を締めつける。
トゥルーエンド
分岐からやり直したら好感度足りなくてもっと前からやり直しました。
めっちゃ長いね。正直疲れた。
それはそれとして今の奈須きのこ、TYPE-MOONの全力を見た!って感じでしたね。そういう意味ではかなりスケールの大きい話になっているので、原作ファンからは賛否あったりするのか地味に気になったり。気にしないけど。
ラスボス戦は一番のお気に入り。演出面もさることながら、読む者の厨二心をくすぐるきのこ節。チョロいオタなので、ロア(カーナビのすがた)と協力体制を敷くところとかもうニヤニヤが止まらないというか。
あそこは演出・文章・楽曲他何から何まで全てが凝縮されていて一番ぶっ刺さりましたと。10秒数えて駆け出すところとかもう鳥肌。
そして最後。全員が生き残ってよかった。ノーマルエンドの後に見てるからよりそう思えたのかもしれない。
やっぱり自分としては希望があるエンディングの方が納得が行くというか。終わりなんだけどその先があるって強く感じられる気がして。
BGMの感想
演出面の感想に入れたかったんですが、はみ出しそうになるので個別で項目作りましたすいません。まあ私がBGMに並々ならぬ拘りを持っているのは周知の事実だと思いますので、どうか大目に見てくださいな。
芳賀敬太氏と深澤秀行氏のタッグなので、元々心配はしていなかったけどやっぱり良かったですね。結局原作と比較できないのはやっぱり残念なんですが、おそらく多くの新規BGMで月姫世界に新しい風を巻き起こしてくれたのではないかなと思います。
というわけで具体的にいくつか特に気に入ったBGMを挙げていこうかと思います。各曲語りたい気もするけどキリがないと思うので機会があれば別の時にでも。
月姫:re
言わずもがなのメインテーマ。これがなきゃ始まらない。よく知らなくても「これだ!」ってなるのはやっぱり凄いよなぁって思いますね。
Twitterで「:re系は初見なのに耳馴染みが良い」って仰ってる方がいて首がもげるまで頷いてた。
ヴローヴ:Ⅱ
ヴローヴ戦で特に印象に残ったのはこれともう一つ。強敵を相手にしている感があっていいですよね。ていうかヴローヴ系の曲はひとつひとつギアが上がっていくような感じがして全部好きです。
氷原のワルツ(ヴローヴ:Ⅳ)
ヴローヴ戦の最終段階って感じで畏怖を覚えるような楽曲の雰囲気で好きです。まあこの後倒さなきゃならないんですけど。
魔眼覚醒
これ一番気に入りました。マジで好きです。Twitterとかで感想見てみるとヴローヴ戦の「ショウタイムだ、吸血鬼」と一緒に語られてることが多いですが、個人的にはシエルルートの光体戦の印象の方が好きです。単純にあのシーンが自分にとってかなりのお気に入りなんでしょうね。「10秒、体力の回復に専念しろ。それがおまえに残された、砂時計の最後の砂だ」って溜めてからのスピード感めっちゃ良くないですか?
あえてヴローヴ戦の話をするなら、魔眼解放→魔眼覚醒っていうBGMの使い方してるのがカッコいいなと思いました。
一方で光体戦は魔眼、覚醒(前半部分)→魔眼覚醒→魔眼、覚醒(後半部分)っていう流し方をしてるのは上手いなぁと。
あとこの曲だけ鬼リピしてるんで気づいたんですけど、ヴローヴ戦と光体戦共に志貴が駆け出すタイミングで曲がコーラス入るように調整かけてるんですね(多分ほとんどの曲でそういう調整やってる)。こだわりが凄い。鳥肌。
分かりやすくここだけ文章長くなってごめん。
デュエル・オブ・トップ
これも人気度高そうっすね。最終兵器って感じ。ドキドキとワクワクが止まらない。
ここで決める!っていう勢いとパワーを感じる。クールに燃え上がる、って雰囲気かな。
最近聴けば聴くほどより好みに感じるようになってきた。
まとめ
ということで今回は久しぶりのブログ記事投稿でしたが、月姫-A piece of glass moon-の感想をあっさりめに書き連ねてみました。
やっぱり感想とか心の内の思いをこうして文章という形に落とし込むのは非常に難しいなと感じましたね。いつも感じてるけど。
こんなんでも結構頑張ったんで、この記事を見て少しでも共感いただけたり、「そういう目線の感想もあるのか」とか、皆さんに何らかの刺激を与えるキッカケになってくれたら嬉しく思います。
それではまたどこかで、或いは『月姫-The order side of red garden-』の後にお会いしましょう。